セゾンゴールドアメリカンエキスプレスのリボ年率変更

 今回はセゾンが発行しているセゾンアメリカンエキスプレスのリボ年率の変更についてです。

セゾンゴールドアメリカンエキスプレス(年会費優遇型)とは

 セゾンゴールドアメリカンエキスプレス(セゾンゴールドアメックス)はセゾンカードが発行しているアメリカンエキスプレスカードです。

 一般的に言われるプロパーカードではなく、アメックスと提携しているセゾンが発行しているカードとなります。

 通常の年会費は初年度無料、翌年度から11,000円が発生します。
 が、インビテーションが届くとこのカードを年1回以上使用すればその年の年会費が無料となります。

セゾンゴールドアメックス(年会費優遇型)のリボ年率

 このカードはあまり表に出ない部分でお得なサービスを受けることができる地味に優秀なカードなのですが、その中の1つにショッピングリボの年率が9.6%~12%に抑えられている特徴があります。

 通常のカードはリボ年利15%、PayPayカードなど一部は18%という今のご時世では信じられないほどの暴利高めの年利なのですが、このカードは通常9.6%、長期12%という低年利が特徴で、下手なローンを借りるより安い年利で使う事ができます。

 例えば仕入れや設備投資などで少々多めの資金が必要な場合、借り入れをするよりカードでリボ払いをして毎月多めに返済をする方がトータル費用が安くすみます。

リボ年利が変わります

 この知る人ぞ知る便利なサービスですが、なんと5月に改悪が行われることが発表されました。

一部カードにおける「ショッピングリボ払い手数料率」の変更について

 上記のリンク先に詳細が出ていますが、なんとショッピングリボの年利が15%に変更となります。

今回の問題点

 今回の改悪について、実利面で大変問題点を抱えています。

① 2024年5月14日利用(2024年6月4日引き落とし)から年利が変更されるが、それ以前に使用しているリボの残高も15%に変更となる。
② 年会費通常型はこの改悪を受けないが、優遇型から通常型に変更ができない。

 実はリボが合計約40万以上残っている場合、年会費11,000円を払っても通常型にした方がトータルコストを抑えることができます。
 ならばカードを通常型にすればよいだろうと思ったのですが、カスタマーセンターに確認をしたところ、優遇型から通常型にカードを変更することができないのです。

 一度解約をして、再度入会申し込みをする必要があります。

優遇型セゾンゴールドアメックスの存在意義って?

 これは筆者の個人的な考えになりますので、悪しからずご容赦ください。

 正直、このカードを持ち続ける意味はあるのでしょうか…

 優遇型はセゾンマイルクラブに入会することができませんし、空港ラウンジも年2回しか使えません。
 プライオリティパスも別途11,000円払うことで手に入れることができますが、ラウンジを使わない人には意味がありません。

 セゾンアメックスキャッシュバックという特定の商品を割り引くサービスなどもありますが、これらであればセゾンパールアメックスで十分ですし、他のゴールドカードを持っていれば必要な保険サービスもカバーできます。

 なにかよい活用方法があればいいのですが。

 ということで、年会費優遇型セゾンゴールドアメリカンエキスプレスのお話しでした。

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